現代屈指のピアノの詩人フレッド・ハーシュ、天衣無縫な演奏と、近年はアカデミックな探究心もみせるエスペランサ・スポルディング。音楽の可能性を切り拓きつづける2人の才能が弾けるデュオ・パフォーマンス。
2013年にNY “Jazz Standard”で初共演。2018年5月の同クラブでの演奏を経て2人はこのヴァンガードに到達した。
エスペランサは「フレッドは生と死に関わるかのように真剣で、音楽に献身しているけれど、ひとたび、共に演奏し始めたら、それは楽しみでしかない」と語り、「この作品ではヴァンガードという場と、集まった観客、私たちのインタープレイの活力を感じることができる」とフレッドが語る演奏は、ミラクルな瞬間も満載。
楽曲にストレートに向き合いながら、双方が自由であり続け、インティメートさを見せる対話には音楽の喜びが満ちあふれます。
多彩なスタンダード、飛翔するジスモンチ・ナンバー、そして、ラストはハーシュの究極の名曲“ヴァレンタイン”にノーマ・ウィンストンが詩をつけた“ア・ウィッシュ”。ベースをもたず、ヴォーカルに専念し、自由なヴォーカライズはもちろん、即興で新たなストーリーも紡ぎ出す才能までもみせたエスペランサ、ジャズ・ピアノの歴史が詰まったフレッド。毎晩、全く異なったパフォーマンスになったという3日3様(6ステージ)の演奏からベストな8トラックを集めた現代の大注目作品です。
Fred Hersch (piano) フレッド・ハーシュ
esperanza spalding (vo) エスペランサ・スポルディング
2018年10月19~21日 NYヴィレッジ・ヴァンガード録音
Produced by Fred Hersch and esperanza spalding
01 | But Not For Me | 9:32 |
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02 | Dream Of Monk | 7:36 |
03 | Little Suede Shoes | 9:03 |
04 | Girl Talk | 12:03 |
05 | Evidence | 6:35 |
06 | Some Other Time | 8:29 |
07 | Loro | 9:37 |
08 | A Wish | 4:35 |
total time 67:34