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マーシャル・ジルクス/サイクリック・ジャーニー

マリア・シュナイダー、ヴァンガード・ジャズ・オーケストラ、ニューヨーク・フィル等々、NYCを拠点として活躍する名手マーシャル・ジルクスによるドラマに満ちた一作!!
アーロン・パークス, リンダ・オー, ジョナサン・ブレイクと、クラシックの名手8 人を揃えたブラスが比類ない次元で美しい融合も見せた感動的な組曲

マリア・シュナイダー・オーケストラの長年のメンバーであり、ヴァンガード・ジャズ・オーケストラのリード・トロンボーンを務めるなどNYCを拠点に大活躍するマーシャル・ジルクスの2022年、最新作。
アーロン・パークス(p),リンダ・オー(b), ジョナサン・ブレイク(ds)といったオール・スター・カルテットと、クラシック界の重鎮メンバーを迎えたブラス・オクテットが比類ない次元で融合し、終始美しいドラマを描き出した。
この組曲は、ジルクス自身の個人的な日常を元にしたもの。日常という表現には、一聴してパーソナルなイメージとつながるところもあるが、「もっとも、身近なものを熟考することでたどり着いた」とマーシャル自身が語るテーマが導いた表現のリアリティは、豊かなメロディとハーモニー・センスに、慈しみがにじみ、非常に深い。
9つの楽章は静けさと創造的なエネルギーとが交錯。世界が寝静まる早朝の静寂と、1日の始まり、慌ただしくも活力がみなぎる時の流れ・・、コンポジションとアレンジメントの妙と、それらを具現化するミュージシャンの感性が響きあい、各章の連なりでストーリー性も豊かに描く音楽は、アーティストの日常であり、同時にこの時代を生きることへの、讃歌のようでもある。神々しさ、祈りのようなものも感じさせるブラスの響きに導かれてのオープニングから、巡り巡る日々を讃えるようなラストのタイトル曲(+ボーナストラック)まで、隅々まで、美しさが宿った作品が完成した。

Members

Marshall Gilkes (trombone and compositions)
Aaron Parks (piano)
Linda May Han Oh (bass)
Johnathan Blake (drums)
Brandon Ridenour (trumpet, piccolo trumpet, flugelhorn)
Ethan Bensdorf (trumpet, flugelhorn)
Tony Kadleck (trumpet,flugelhorn)
Adam Unsworth (horn)
Joseph Alessi (trombone Demondrae Thurman euphonium)
Nick Schwartz (bass trombone)
Marcus Rojas (tuba)

Credits

Produced by Marshall Gilkes
録音:2022年5月9,10日
Bunker Studio Brooklyn, NY

Tracks

01 First Light 5:56
02 Up and Down 5:07
03 The Calm 3:18
04 Go Get It! 6:47
05 Respite 5:09
06 Beat the Clock 5:02
07 Genre Battles 3:52
08 Musings 4:04
09 Cyclic Journey 7:21
10 Sin Filtros 7:34

total time 54:13


発売日
2022年10月 日本流通開始
フォーマット
CD
レーベル
lternate Side Records
品番
ASR 013
販売価格
輸入盤オープンプライス

Promotion Movie

Artist Profile

過去20年の間で、卓越したトロンボーン奏者として地位を確立したマーシャル・ジルクスは、現代屈指の演奏家として、また作編曲家として注目を集める。2004年以降、7枚の作品をリリース。トリオ編成から、カルテット、クインテット、またブラス・オクテットとジャズ・コンボのコラボレーション作品、ビッグ・バンドとの共演など、さまざまな編成での演奏を作品として発表している。その中で、2015 年に発表されたWDR ビッグ・バンドとの共演作『ケルン』では、2部門でグラミー賞にノミネートされた。
超絶技巧とともに、暖かく包み込むような音色とを合わせ持った演奏で、引く手あまたの活躍。マリア・シュナイダー・オーケストラの長年のメンバーであり、ヴァンガード・オーケストラのリード・トロンボーンを務め、現代のラージ・アンサンブルの音楽においてなくてはならない存在である。またベーシストのカルロス・エンリケス、ハープの鬼才、エドマール・カスタネーダといったアーティストの作品に参加するほか、ニューヨーク・フィルハーモニックのメンバーとしての活躍など、クラシック界でも高い評価を獲得している。
日本では、小曽根真featuring No Name Horsesの『アンティル・ウィ・ヴァニッシュ15×15』に参加し、2019 年のブルーノート公演でも演奏。2022 年はセイコー・サマー・ジャズ・キャンプの講師メンバーとして、また、スライド・モンスターズのメンバーとしても来日している。
教育者としても活躍中。ニュー・イングランド音楽院の教授を務めるほか、バークリー、マンハッタン音楽院、ノース・テキサス大学等々、数々の音楽学校で講師を務め、マスター・コースなどでも後進の育成にも貢献している。