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10/11 on Sale Francesca Han / Sisyphus

フランス在住の韓国人ピアニスト、フランチェスカ・ハン
須川崇志、石若駿と共に、思索的な楽曲と創造的な即興を共存させたトリオの理想形
濃密なインプロヴィゼーションが織りなす、オリジナル7曲を収録した2017年東京録音

 現フランス在住、ソウルの音楽シーンで早くから頭角を現した韓国出身のピアニスト/作曲家、フランチェスカ・ハンによる注目のトリオ作品。
 彼女は、2004年にニューヨークへ渡り、クイーンズ・カレッジでは、ブルース・バース、デヴィッド・バークマン、マイケル・モスマン、アントニオ・ハートらに師事したほか、ジェイソン・モラン、ラルフ・アレッシらからも学び、8年間のNY滞在を通して独自の音楽性を育んだ。
 2015年に東京へ拠点を移すと、須川崇志(b)、石若駿(ds)とのトリオをはじめ、ジーン・ジャクソン、本田珠也ら、日本を代表するミュージシャンと多彩な編成で共演。東京を中心に4年間、数多くのライヴを行った。2019年からはフランスを拠点とし、現在はトリオ「WAKAN」、ソロ、即興演奏、教育活動など、国境を越えて精力的に活動している。
 本作『Sisyphus』は、そんな彼女が東京時代に記録した貴重な作品である。2017年3月、東京・Studio Dedéで、須川、石若とのトリオによって録音。ジャズクラブで数多くのステージを共にし、即興を核とした強烈なエネルギーと繊細なインタープレイを育んできた三人の音楽的な結びつきが、鮮やかに刻まれている。
 第一子の妊娠中に作曲した、優しさがあふれる子守歌「Petit Soleil」をオープニングに、3者の静謐な対話が印象的な菊地雅章へのオマージュ「Chrysanthemum」、アルベール・カミュの『シーシュポスの神話』への示唆も込められたタイトル曲、スタンリー・カウエルの力強いポスト・バップとラルフ・アレッシの前衛的なスタイルを融合させた「Cowelessi」など、7曲すべてをオリジナル曲で構成。鍵盤を愛しむような柔らかさから、力強く芯のある響きまで、多彩なタッチで広い音域を自在に行き来するフランチェスカのピアノと、瞬時に呼応する須川と石若。思索的なコンポジションと、創造的な即興の共存は、トリオとしての理想形を見せている。
 録音からおよそ10年。音質にもこだわり、Studio Dedéならではのミキシングとマスタリングを施し、時を経てなお鮮やかな音楽を、こだわりの作品として完成させた。
 なお、フランチェスカとベーシストの須川崇志は、この発売に先立ち、フランスで新たなデュオ録音も行ったほか、本作の発売を記念して、3都市でコンサートも開催する。また、新宿ピットインではこのトリオが勢揃いする。フランチェスカ・ハンの軌跡においても、日本のジャズ・シーンにとっても、本作は、貴重な記録であると同時に、未来への一歩となるリリースである。

Members

Francesca Han フランチェスカ・ハン(piano),
Takashi Sugawa 須川崇志(double bass),
Shun Ishiwaka 石若駿(drums)

Credits

Recording by Akihito Yoshikawa, Studio Dedé, 21st March 2017

Tracks

01 Petit Soleil 7:13
02 Chrysanthemum (for Kikuchi) 6:40
03 Sisyphus 6:52
04 Circle 6:02
05 Cowelessi 6:09
06 Count Yourself 4:48
07 Detour 4:49

total time 42:33

発売日
2026年10月11日
フォーマット
CD
レーベル
HANJI
品番
HJCD-004J
販売価格
2,727 円 税込3,000 円)

Artist Profile

フランチェスカ・ハン(Francesca Han)
 韓国出身。6歳よりピアノを始める。大学でクラシック音楽と作曲を学んだ後、ジャズに傾倒し、ソウルの音楽シーンで早くから頭角を現す。2004年にニューヨークへ渡り、クイーンズ・カレッジにてブルース・バース(p)、デヴィッド・バークマン(p)、マイケル・モスマン(tp)、アントニオ・ハート(as)らに師事し修士号を取得。同時期にジェイソン・モラン(p)やラルフ・アレッシ(tp)にも師事した。ニューヨークを拠点とした8年間に数多くのアンサンブルで演奏を重ね、ジャンルの枠を超えた感性が光るセルフタイトルの1stアルバム(2009年)を発表。2011年にはラルフ・アレッシ、ドリュー・グレス(b)、コーコラン・ホルト(b)、ジャスティン・ブラウン(ds)を迎えたカルテット作『Illusion』を録音した。2012年のソウル帰国後に発表した初のソロ・アルバム『Ascetic』では、ニューヨークでの研鑽によって確立された独自の音楽性を提示。その後、アレックス・シピアギン(tp)とのデュオ作『Dream Episodes』(2014年)、トリオ作『Blues Suns』『Icarus』(2015年)、韓国の伝説的シンガーであるMs. Parkとの共演作『Body & Soul』(2016年)と精力的にリリースを重ねた。また、ソウル芸術大学をはじめとする複数の大学で後進の指導にもあたった。
 2015年に拠点を東京へ移すと、須川崇志(b)、石若駿(ds)とのレギュラートリオをはじめ、ジーン・ジャクソンや本田珠也らと多彩な編成で数多くの公演を行う。2021年にはラルフ・アレッシとの再共演を果たし、名門スタジオ・ラ・ビュイソンヌにて録音したアルバム『Exude』(HANJI、2022年)を発表。各メディアで高い評価を獲得し、2019年夏より拠点を置くフランスでも確固たる評価を築く。
 現在は、ピエール・フェニシェル(b)、フレッド・パスクア(ds)とのトリオ「WAKAN」での活動や、韓国・日本の即興演奏家たちとのコラボレーションを展開。ソロ・ピアニストとしても活動する傍ら、仏イストルのミシェル・ペトルチアーニ音楽院(西プロヴァンス音楽院)にてジャズ・ピアノの教鞭を執っている。 Official Web →→ www.francescahan.com

2026年Tour情報 Francesca Han (p)– 須川崇志 (b) (10/13 Trio with 石若駿 ds)

10月12日(月・祝) 用賀 工房花屋                
10月13日(火)  新宿 ピットイン(with 石若駿 ds)
10月15日(木). 飛騨 飛騨市文化交流センターホワイエ 
10月16日(金)  静岡 青嶋ホール