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クリストフ・シュティーフェル /フル・ツリー

アフター・コロナ、欧州ジャズの実り・・
美しい音楽センスで日本でも人気の高いクリストフ・シュティーフェル、密なハーモニーとスポンテニアスな即興演奏を実現するクインテットでの新たな挑戦!
セクステットでの仲間のヨーロッパ・ジャズの薫陶を受けたフロント陣&強力なリズム、アントニオ・ファラオ他、欧米のバンドで長年活躍するDejan Terzicのドラミングも聴き物

美しいメロディとハーモニー・センスで、ヨーロッパ・ジャズに注目する日本人の間でも人気の高いピアニスト、クリストフ・シュティーフェルがあらたにクインテットを率いて発表する2023年録音作品。クリストフはこれまで、ソロ、トリオ、セプテットを通じて活動し、特に、トリオは“インナー・ランゲージ・トリオ”と称するトリオで10年余りの時を重ねて注目をあつめるが、このクインテットでまた新しい地平を切り拓いた。
始まりは2022年に企画されていたチューリッヒの中心的ジャズ・クラブMoodsでの4日間のイベント(カルト・ブランシュ)。これまでも活動してきたバンドでの演奏もする一方、新しい試みも発表したかったというクリストフ。「セプテットは、小編成でビッグ・バンド的なサウンドをクリエイトできるが、表現の制約を受ける。トリオは自由である一方、自身がピアノで書いた全ての多声的なことを表現する必要がある。」といい、オーケストラ的なサウンドとインタラクティブな即興の面白さを表現できる可能性を見出したのがこのクインテット。そのヴィジョンを音楽的に実現するために、新曲の数々を作曲し、ヨーロッパのジャズシーンから最高のミュージシャンを招集。1月にライヴで演奏し、翌年、同メンバーで録音したのがこの作品となった。
フロントには、バスティアン・シュタイン、ドメニク・ランドルフと、ヨーロッパ・ジャズの薫陶をうけた、セプテットの信頼できる仲間たち、リズム・セクションには、LA生まれのラファエレ・ボサードと、世界中をフィールドに活動してきたデヤン・テルジッチという万全の布陣。メンバーの個性を意識したコンポジションである一方、「演奏方法には指示を与えないように意識的にも努めた」というサウンドは、5人の力量が最大公約数となったことがオープニングからもわかる。元来の魅力である繊細な表現と冒険心。美しいメロディ、密なハーモニー、そしてリズムのエネルギーが詰まった演奏は、自身のスタイルを貫きつつ、新たな方向性をしめしている。
世の中がコロナの混乱の只中で録音されたトリオ作『Chutes and Ladders』から2年。アフター・コロナの実りがここにあります。

Members

Bastian Stein (trumpet, fluegelhorn)
Domenic Landolf (tenor saxophone, bass clarinet)
Christoph Stiefel (piano, composition)
Raffaele Bossard (bass)
Dejan Terzic (drums)

Credits

Recorded, mixed and mastered in January and June 2023 by Michael Brändle at Hardstudios, Winterthur
Produced by Christoph Stiefel
A coproduction with SRF 2 Kultur

Tracks

01 Planetarium 7:05
02 Angel, Broken 5:26
03 Chutes And Ladders 8:38
04 Faith 5:12
05 Feuilles Au Vent D’Automne / Isorhythm #38 4:58
06 Full Tree 5:46
07 Black Pearl 7:05
08 Shhhh 1:19
09 A Great Place/ Isorhythm # 34 5:29
10 Rhapsody 4:07
09 Lost 8:14

All compositions by Christoph Stiefel



発売日
2023年11月08日
フォーマット
CD
レーベル
nWog Records
品番
nwogrecords-056
販売価格
輸入盤オープンプライス