1965年オーストリア生まれ、多岐にわたったプロジェクトで、独自の進化を遂げるギタリスト、ウォルフガング・ムースピールによる全編アコースティック・ギターによるソロ・アルバム。
1965年オーストリア生まれ、多岐にわたったプロジェクトで、独自の進化を遂げるギタリスト、ウォルフガング・ムースピールによる全編アコースティック・ギターによるソロ・アルバム。
近年では、2013年、ラルフ・タウナー、スラヴァ・グレゴリアンとの3ギター作品を筆頭に、スコット・コリー(b)、ブライアン・ブレイド(ds)とのトリオでの来日の際に東京で録音した作品『Angular Blues』など、10年以上に渡って、数々の話題作をECMからリリース。 今や、レーベルの看板アーティストと言っても過言でないでしょう。
しかし、その原点は、クラシック音楽。「今はジャズ・ギタリストとして演奏することをメインにしているけれど、基礎となっているのは、クラシック・ギターのテクニック」と明かすムースピール。
本作は、自らの音楽的原点にフォーカス。コードやトレモロ、アルペジオ、バンプなど、テーマを設定し、表現の可能性を探究するためにクラシック・ギターで11のエチュードを作曲。また、ひいてはコンサートでも演奏する曲とまで発展させています。
作品後半部では、バッハの”サラバンデ”、90年代に共演し、ムースピールが尊敬し続けるポール・モチアンによる名曲”アバカス”と、それらにインスパイアされた演奏、また敬愛するビル・エヴァンスに捧げた演奏も収録。クラシックとジャズ、双方をシームレスに繋げてみせます。
美しいハーモニー、歌と共にあるソロ・フレーズ、職人的な歩みも見せるアーティストの秘密にも迫る一作です。
Wolfgang Muthspiel(g) solo
【録音】
Live Recording at ORF RadioKulturhaus Vienna – “Ö1 Radiosession”
Host: Helmut Jasbar | Sound: Martin Leitner
Mixed by Gérard de Haro at Studio La Buissonne, France
/ Mastered by Nicolas Baillard at Studio La Buissonne
01 | Etude Nr.1(Tremolo) | 3:01 |
---|---|---|
02 | Etude Nr.4 (Pedal) | 3:15 |
03 | Triplet Droplet 16 | 1:18 |
04 | Etude Nr.5 (Chrods) | 1:31 |
05 | Etude Nr.6 (Triplets) | 2:29 |
06 | Etude Nr.7(Brahms Minor) | 3:41 |
07 | Etude Nr.8 (Melting Chords) | 3:12 |
08 | Etude Nr.9 (Schildlehen) | 2:31 |
09 | Etude Nr.10 (Sixths) | 2:23 |
10 | Etude Nr.11 (Vamp) | 1:36 |
11 | Etude Nr.12 (Furtner) | 3:15 |
12 | Etude Nr.13 (Arpeggio) | 1:35 |
13 | Sarabande (JS Bach Lute Suite BWV 995) | 1:43 |
14 | Between Two Sarabandes | 2:53 |
15 | Sarabande Reprise | 1:46 |
16 | Abacus (Theme by Paul Motian) | 3:02 |
17 | For Bill Evans | 3:34 |
total time 43:10